転職が決まったのに不安!?内定辞退を迷ったらすべきこと

やっと出た転職の内定!不安の正体は・・・

いざ内定となると、不安を感じてしまう理由

長い転職活動を経て、やっと手にした内定。うれしい気持ちもつかの間、むくむくと不安がわき上がってきます。

「あれ?この転職先でよかったんだっけ……」
考えるほど胸の中の不安は大きくなり、頭の中をかすめる「内定辞退」という文字。でも、実は内定後の不安は多くの転職者が経験することです。大切なのは、「なぜ不安なのか」という理由をハッキリとさせること。

内定辞退を考え、転職に不安を感じたときの対処法についてご紹介します。

不安の理由1、新しい環境に適応できるか?

転職すると、職場の人間関係もイチから作らなければなりません。会社独特のルールもあり、慣れるまで時間がかかります。同じ職種でも、仕事のやり方が違うことは珍しくありません。異業種や異職種の転職であれば、不安もことさら大きいでしょう。

こうした新しい環境への不安は、誰しもが持つものです。新たなチャンスに期待も大きい反面、「うまくできるかな」という不安を抱くことになります。

不安の理由2、待遇に不明な点がある

面接で、不明点が解消されるのが理想です。しかし、求職者が遠慮をして、質問を聞けないまま面接が進んでしまうことがあります。また、面接官から口頭で聞いた条件と、採用通知書に書かれた内容が異なるということも。

こうした不明点が重なってしまうと、「本当にこの会社で大丈夫だろうか……」という不安が芽生えてしまいます。

不安の理由3、転職に納得していない

転職前は、「何のために転職するか」という目的があったはずです。しかし、面接に落ち続けると条件を妥協し、いつの間にか本来の目標に合わない企業を受けてしまうことがあります。そうした「自分のゴール」とのズレは、転職活動を進める中でどんどん大きくなります。

そして内定を得たときには、理想の企業と違う所に採用されたということも。本当にやりたかったこととズレてしまったため、先に進むことへの不安を抱えてしまいます。

不安で内定辞退!の前に、ぜひしてほしいこと

不安の正体をはっきりさせる

モヤモヤを感じていても、それを言語化できていない場合もあります。そんなときは、紙に書き出してみましょう。

思いつくまま、箇条書きでよいので転職先に感じる不安を羅列していきます。客観視することが難しいときは、誰かに相談するのもよい方法です。転職先の企業のことや、なぜ転職したかったのか。人に話すことで、頭が整理されていきます。なぜ転職に不安を感じているのか、その理由が見えてくるでしょう。

新しい職場への不安が原因なら

知らない環境へ飛び込むのは、誰だって不安がともないます。1ヶ月は様子見の期間と思い、周りを観察し調整しながら慣れていきましょう。新しいスタートと吹っ切り、わからない点にも前向きに取り組み質問してみます。そうすれば、周りの人が助けてくれることでしょう。

待遇面での不明点は、早めに聞く

曖昧なまま入社し、希望と違った……ではお互いに不幸です。転職先の人事担当や、転職エージェントのキャリアカウンセラーに早めに相談しましょう。不明点を残したまま、採用した求職者の方が去ってしまうのは企業にとっても望ましいことではありません。

「○○の点について、わたしの思い違いもあるのでハッキリとお伺いしたいのですが……」と丁寧に質問すれば、前向きに対応してくれるでしょう。

納得できる転職かよく考える

なぜ転職したかったのか、基本に立ち戻ってみましょう。パーフェクトな会社はありません。ただ、あなたの譲れない条件を満たす会社かどうかが、重要なポイントです。家庭の時間を大切にしたいのか? スキルを磨きたいのか?

当初の目的と転職活動のズレが見えてきたら、早めに軌道を修正します。面接中や内定をもらった企業があれば、 スパッと切り捨てずに相談することも大事です。人事担当は、あなたより企業のことを知っています。相談すれば、あなたの不安に対して、部外者の目線では気づかなかった企業の魅力を掲示してくれることもあります。

また、内定を辞退するなら誠意を持って告げましょう。辞退は企業にとっては痛手です。早めに告げることが、お互い不幸な結果で終わるのを防ぎます。

まとめ 信頼関係が不安を解消するカギ!

新しい環境へは、誰もが不安を覚えるものです。不安を曖昧にせず、どこに不安を感じているのか明確にすることが、納得のいく転職にするポイントです。転職はゴールでありながら、新しいスタートです。迷ったら、人事やキャリアカウンセラーに相談を。信頼関係が、成功できる転職活動につながります。

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